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今日もいい日

不定期更新な日記だったり定期更新ゲーム『False Island』の日記だったり。 気分次第で更新、今日もいい日。

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Mask of sanity

新しい身体、と言うと少し語弊があるが、今の身体にも大分慣れた。
基本性能が高くなった分、少々もてあましていたところもあったが、一度慣れてしまえばなかなか使い勝手はいい。
もっとも、始めから自分の身体であることに変わりはないのだから当然と言えば当然だが。
極端に若くならず、三十手前程度で止まってくれたのもありがたい。
これ以上若くなっていたら、現実を直視できなかったかもしれない。
身体能力は確かに今の年齢あたりが頂点だったが、その頂点に辿り着いたのは十台の後半から二十になった頃。
決して劣っていたということはない。
が――どちらが強かったかと言われれば、間違いなく二十前後の時だ。
思い出したくもないあの頃が、単純な強さで言えば頂点だった。
暗黒時代などと洒落た言葉は似つかわしくない。

あの頃――地獄で我儘を通すために、鬼になっていた。



両親の死後、生まれ育った村を出た俺は、色々な場所をさまよった。
生きる為に大抵の事はやっていた。始めのうちは行く先々で便利屋のようなことを、次第に楽で利の大きい悪事を。
元々腕力には自信があったのが災いした。殆どの相手は殴れば言うことを聞かせられたし、次第にそんな自分が当たり前なのだと思うようになった。
他人は己を映す鏡、とはよく言ったものだ。
他人を傷つけ、欲しいものは奪い取っていた俺の前には、俺と同じような連中ばかりが現れた。
そんな連中の相手をすることで、また一段低い所に自ら降りていく。
低い所には、やはり同じような連中がいる。
そしてまた降りる。
底の見えない螺旋を、下へ下へ。
一段降りるごとに苦痛を覚えながら。

そして二十歳を少し過ぎた頃。
陽炎と砂塵に包まれた灼熱の街で、俺は彼女に出会った。

ドミニク・セインベールに。

テーマ:栗鼠ゲーム - ジャンル:オンラインゲーム

  1. 2008/08/22(金) 01:09:03|
  2. 偽島本編
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  4. | コメント:0
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中の人はヘビーメタルと刀を愛する超甘党。

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