上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

今日もいい日

不定期更新な日記だったり定期更新ゲーム『False Island』の日記だったり。 気分次第で更新、今日もいい日。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

Changes

「黒風よ。おんし、最近変なもん食わんかったか?」
「唐突になんだ?」

ある日の朝、トウコツが急に話しかけてきた。
最近は日中は俺の体から出ており、どこぞで昼寝をしていることが多い。
呼べば戻ってくるし、身体が元に戻ってからは特に不都合もないので問題視していないが、このような質問をされたのは始めてだった。



「どうもな、腹の中が変な具合になっとる。おんし、何ぞ拾い食いでもしたじゃろう」
「人聞きの悪い事を言うな。俺の体調は悪くないし、そもそも拾い食いなどせん」
「そうかいや。ほしたら気のせいかのお……」

尻尾を振りながら、のっしのっしとトウコツは森の中に消えていった。
いくら俺の中に住んでいるからといって、俺が食った物がそう直接影響するとは思えんが……
忘れそうになるが、何しろトウコツはあれで神だ。
しかもカレンやシュラに言わせるとなかなか位の高い神らしい。
あまりよくは分からないが、胃腸が弱いようにも見えない。
気のせい、というのにも引っかかるものがあるが、まあとりあえずは放っておいて大丈夫だろう。
無論放っておかなかったとしてもどうしようもなかったのだが、少なくともこの認識は間違っていた。

そろそろ昼になろうという時間帯になって、トウコツがのっしのっしと戻ってきた。
心なしか足取りがふらついているように見えるが、まさか本当にどこか具合が悪いのだろうか。

「どうした、寝足りないのか?」
「一日三十時間は寝とるわい。どうもな、身体ん中が変な感じしよるんじゃ」
「仮にも神だろう。自分の不調ぐらい自分で何とかできんのか」
「仮でなく神じゃがの。まあ寝とりゃそのうち治るじゃろ……ほんじゃ、そっちで寝とるでや」
「好きにすればいい。俺は日暮れ頃まで戻らんぞ」
「おお、行ってこうや」

夕刻、陽が落ちる前にテントに戻った時、妙な違和感を感じた。
普段ならテントの向こう側で寝そべっているトウコツの巨体が見当たらないのだ。
おそらく寝場所を変えたのだろうが、どこをふらついているのやら……古来より神々というのは気紛れなものと相場が決まっているが、トウコツは気紛れというよりただ適当なだけの気がする。

「トウコツ、いないのか?」

テントの向こうに身体が見えないということはすなわちいないという事だから、当然返事が帰ってくるはずがない。
これまでもそうだった。
ところが、今日に限ってそのテントの向こう側から返事がした。

「おう、帰ってきたかや。早かったの」

嫌な予感がした。
喋り方はともかく、声が別人のものだ。
しかし分からないのは、なぜ別人が喋っているのかという事。
俺を騙すにしてもこれだけ声が違っていてはまったく引っかからない。
トウコツの存在を知っている者も多くはないし、百歩譲って俺が騙されたとしてもそうする理由が分からない。
色々と状況は不透明だが、ここは用心するに越したことはない。
身を低く、足音を殺し、静かに大きく回り込む。

「そろそろメシかや。儂ゃ今日は鳥が食いたい気分じゃ」

ゆっくりと位置を移し、体勢を変えてテントの向こう側を覗き込む。

草の上に寝そべる、人間の足が見えた。

テーマ:栗鼠ゲーム - ジャンル:オンラインゲーム

  1. 2009/05/07(木) 21:58:00|
  2. 偽島本編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Trouble is my business | ホーム | 任天堂法務部でも呼んでくるかね。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blackwind13.blog123.fc2.com/tb.php/161-c89ba81b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒風

Author:黒風
False IslandのE.No412 Blackwind。
中の人はヘビーメタルと刀を愛する超甘党。

最近の記事

最近のコメント

Blogpet

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。