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今日もいい日

不定期更新な日記だったり定期更新ゲーム『False Island』の日記だったり。 気分次第で更新、今日もいい日。

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The Condition

「……お前、バカか?」
「あらら、いきなりつれない返事だね」
営業時間前に踏み込んできて、しかも襲いかかろうとした初対面の男相手に何を言っているのだろうか。


「あたしもこの街に来て一月そこらだけど、どうも揉め事が多くてね。そろそろ用心棒が欲しかったところなのさ」
「おめでたい頭だな……俺がさっきやりかけたことが何か、分からんわけじゃねえだろう」
「そりゃまあ、ね」
「俺だって他の連中と何も変わらねえ。自分で毒、抱えるつもりか?」
「毒を以って毒を制すってね。毒を使うなら、自分だってある程度は毒に塗れなきゃ」
こういう手合いは面倒くさい。煙に巻くような言葉で相手を絡め取って、自分の思い通りに動かそうとする。
そのくせ理屈や筋はそれなりに通っているから始末が悪い。
「条件も悪くないと思うよ?片手の日当と一日二食に寝床付き」
「二食?何だその宿屋みてえな待遇は」
「あたしの仕事は夜だからね。夕方と夜中の二食なのさ……日中に何か食べたいなら材料はあるけどね」
「自分で作れってか」
そんな面倒なことはごめんだ。
寝床があるというのは魅力的だが、いい加減人に使われるのは飽きている。
大体、悪くないと言いながら日当が片手では安い。
「仕事は簡単だよ。あたしが店開けてる時は店にいて、揉め事が起きたら治めてもらう。それだけさ」
「細かいことを指示されるのは嫌いな性質だ。他を当たれ」
「店の中さえ汚さなけりゃいいよ」
話の流れが面倒くさいことになっていた。恐らくこの先、どう反論しても適当に言いくるめられるだろう。
その時、さっきドミニクが言った『毒に塗れる』という言葉が頭をよぎった。
少し、からかってやるとしよう。
「条件を一つ増やせ」
「贅沢だねえ。何が欲しいのさ」
「お前だ」
視線がぶつかり合う。ドミニクは何も言わず、俺が続けるのを待っている。
「安い給料にメシと寝床だけじゃ足りねえ。お前の身体で払ってもらう」
「要するに?」
「俺が抱きたくなった時に抱かせろ。簡単でいいだろう」
断り文句としてはこれ以上ないほど気が利いている。
そんなことを言われて承諾する女がいるはずはないと思ったし、世間的には確かにその通りなのだ。

そして俺はその日から、ドミニクが営む『キーラーホフ』の用心棒になった。

テーマ:栗鼠ゲーム - ジャンル:オンラインゲーム

  1. 2008/10/27(月) 16:15:47|
  2. 偽島本編
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